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社長挨拶

四日市合成の技術力は、世界を支える技術力


 当社は、1959年(昭和34年)に化学工業のまち・四日市で、酸化エチレンを原料に非イオン界面活性剤を受託製造することを目的として設立されました。以来、アルキレンオキシド誘導体をはじめ、時代の要求に応える形でフェノール誘導体、グリシジルエーテル、第4級アンモニウム塩類などの製造技術を育成し、現在では受託製造に加え、独自技術によるファインケミカル品を製造する会社へと成長してまいりました。

 経営理念のひとつとして、「ファインケミカル合成技術を磨き、お客様に満足いただける魅力ある製品を効率よく、スピーディーに提供する」と掲げています。当社はアルキレンオキシド、フェノール誘導体、エピクロロヒドリン、アリルアルコールなど、特徴ある原料を起点として、受託製造を中心とし細やかな対応が可能な四日市工場と、生産の効率化を追求した比較的大型のプラントを有する六呂見工場の2拠点で、フレキシブルな多品種少量生産を可能にする生産体制を確立し、ユニークな製品ラインナップを実現する蒸留設備や粉体投入設備などの拡充を進めながら、お客様のご要望にお応えしてまいります。

 近年、地球的規模で環境、エネルギー問題が顕在化し、IoTやAIの進化により、経営環境は急速に変化しています。この変化を受けて、企業が果たすべき責任はますます増大しています。従来の「ものづくり」は、お客様とその価値を共有する「ことづくり」へ移り、その中で価値の創生を支える「ひとづくり」は、企業の存続・成長には欠かせないものと考えています。引き続き、従業員の健康維持・向上と活力みなぎる人財の育成に努めてまいります。

 四日市合成は、第一工業製薬グループの一員として、今後も持続可能な社会の実現のための課題解決に、必要とされる企業でありたいと考えています。経営理念に立ち返り、お客様に満足と魅力ある製品を継続して提供できるよう努めてまいります。今後ともなお一層のご支援を頂き、お引き立てを賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役社長